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モバイルオーダーのデメリットは?導入前に知っておく注意点と対策

最終更新: 2026年8月27日

モバイルオーダーを勧める記事は、メリットばかりが並びがちです。そこでこの記事では、あえてデメリットから見ていきます。客側・店側・費用の3つに分け、運用で解消できるもの、サービス選びで避けられるもの、導入する限り残るものを整理しました。特定のサービスを前提としない、一般的な判断材料としてご活用ください。

1. デメリットの全体像

「デメリット○選」といった記事を読み比べると、性質の異なる項目が同じように並べられていることに気づきます。導入判断で大切なのは数を数えることではなく、そのデメリットをどうすれば解消できるかで仕分けることです。

モバイルオーダーのデメリットを「消せる」「避けられる」「残る」の3つの箱に仕分ける店主のイラスト
運用の工夫で消せるものスマホが苦手なお客様への対応/導入直後の混乱/画面で注文しにくいこと
サービス選びで避けられるもの決済手数料・専用機器による割高化/アプリ登録を求められることによる離脱/店のWi-Fi開放
導入する限り残るもの注文時の会話が減ること/スマホで注文したくないお客様が一定数いること

最後の行だけは、どのサービスを選んでも残ります。つまり判断の中心は、「残るデメリットを自分の店の客層が許容できるか」です。それ以外は、運用の工夫とサービスの選び方で対応できます。

2. 客側のデメリットと対策

スマホが苦手なお客様が使えない

これは最も大きく、完全には解消できないデメリットです。QRを読み取れない、あるいは読み取りたくないお客様は必ずいます。スマホ注文しか受け付けず、お客様が入店できなかったという話も、新聞やSNSで繰り返し取り上げられています。店側だけが便利になる形は、反発を招きかねません。

ただし、これはモバイルオーダーだけにする場合のデメリットです。対策は明確で、口頭注文を残すこと。席にQRを置いたうえで、使わないお客様には従来どおり注文を伺えば十分です。個人店では、実際にほぼこの形に落ち着きます。使える卓がお客様自身で注文してくれる分、口頭で伺う卓に割ける時間はむしろ増えます。

紙のメニューは残す:QR注文を導入しても、紙のメニューをなくす必要はありません。紙で選んで口頭で頼む、紙で選んでスマホで頼む。どちらの動線も残しておけば、反発はほぼ起こりません。

アプリのインストールや会員登録を求めると離脱する

席に着いてから「アプリをダウンロードしてください」と案内されれば、多くのお客様は面倒に感じます。これはサービス選びで避けられるデメリットです。ブラウザでQRを読み取るだけで注文画面が開く仕組みを選べば、発生しません。契約前に、自分のスマホで実際に注文画面まで進めるかを確認してください。

画面では伝えにくい注文がある

焼き加減、アレルギーの相談、「ネギ少なめ」といった細かな要望は、画面上の選択肢だけでは拾いきれないことがあります。よくある要望はオプションとして登録し、それ以外は口頭で受ける。このくらいの割り切りが現実的です。すべてを画面で受けようとすると、メニュー登録が複雑になりすぎ、今度は店側が管理しきれなくなります。言葉が通じにくいお客様とのやり取りはさらに難しく、そちらは飲食店のインバウンド対応にまとめました。

3. 店側のデメリットと対策

接客の機会が減る

「ご注文をお伺いします」というやり取りは減ります。これを接客の中心にしてきた店にとっては、たしかに失うものがあるでしょう。一方で、注文取りに追われ、料理を出すときに一言も添えられない状態なら、すでに失われている接客もあります。注文取りに使っていた時間を、料理を出すときの会話に充てると考えるほうが、実態に近いでしょう。

導入直後は現場が混乱する

注文が画面に届く流れに慣れるまで、現場の動きは数日間ぎこちなくなります。全卓を一斉に切り替えると混乱が大きくなるため、1卓だけ置いて1週間試すのが安全です。詳しい手順は個人店の導入ガイドにまとめています。スタッフへの伝え方と、最初の2週間で実際に起きることは導入時のスタッフ教育で扱いました。

通信・端末のトラブル

お客様は各自のスマホ回線で注文するため、店のWi-Fiを開放する必要はありません(開放が必要な仕組みは避けたほうが無難です)。店側では、注文を受ける端末の充電切れと通知オフに注意が必要です。どちらも注文の取りこぼしに直結します。営業前の充電と通知確認を、開店準備に組み込んでください。地下や山間部など、スマホの電波そのものが弱い立地では、卓上に店のWi-Fi情報を添えるか、導入自体を見送る判断も必要です。

注文が厨房の処理能力を超えて入る

注文のハードルが下がると、追加注文は増えます。売上面では良いことですが、ピーク時には厨房が注文をさばききれなくなる場合があります。品数の多い店なら、ピーク帯は提供に時間がかかる品を絞り、売り切れ表示をこまめに切り替えるなどの調整が必要です。売り切れをワンタップで切り替えられれば、こうした調整もしやすくなります。時間帯で品を出し分ける方法はランチとディナーの切り替えにまとめました。

4. 費用のデメリット

月額の安さと、実際に支払う総額は別です。割高になりやすいパターンは決まっています。

会計は今までどおりレジで行い、注文だけをデジタル化する形なら、決済手数料も機器代も発生しません。計算例は費用の内訳で、機器なし運用の実際はキッチンプリンタなしの運用で詳しく扱っています。

5. デメリットが大きく出る店

導入しないほうがよい店もあります。

逆に、居酒屋・カフェ・食堂のように追加注文が繰り返し発生する業態で、ホールに人を割けない店ほど、残るデメリットより、注文を取りに往復する必要がなくなる効果のほうが大きくなります。自分の店がどちらに当てはまるかを確かめるには、1テーブルだけ試すのが確実です。

6. よくある質問

お客様に嫌がられませんか?

スマホ注文を強制すれば嫌がられます。一方、選択肢として置く分には、店員を呼ぶのをためらう一人客や子ども連れなど、むしろ注文しやすくなる客層もいます。口頭注文を残すかどうかで、受け止められ方は正反対になります。

導入して後悔するのは、どんなケースですか?

費用設計のミスで後悔するケースが多く見られます。月額だけを見て契約し、決済手数料や機器レンタル料を含めると、想定の数倍を支払うケースです。最低利用期間があり、「合わなかったのにやめられない」ケースもあります。初期費用0円でいつでも解約できるサービスなら、後悔しても失うのは1〜2か月分の月額で済みます。

一度導入して、やめることはできますか?

運用面では、卓上のQRを下げれば翌日から元の営業に戻れます。契約面では、最低利用期間と解約金、それから登録したメニューのデータを引き上げられるかを事前に確認してください。

デメリットが小さく済むかは、1卓で確かめられます

スグオーダーは月額780円(税込)/1店舗、初期費用0円。決済手数料なし、専用機器なし、お客様のアプリ登録も不要です。14日間無料なので、客層に合うかを1テーブルで確かめてから判断できます。

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先に試したい方は、実際の注文画面のデモをどうぞ(登録・インストール不要。注文はどこにも届きません)。

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